栃木市教委は6日、中学校部活動の地域移行に向けた「第2回市運動部活動の地域移行検討会議」を開き、9月から吹上中と大平中でモデル事業を行うことを明らかにした。
モデル事業は各校二つほどの部活動で休日に実施する。吹上中は総合型地域スポーツクラブ「とちぎスマイルコミュニティ」、大平中は同じく「栃木スポーツネット」に指導を任せる。平日はこれまで通り、学校が指導する。
この日の会議では、指導者や休日の活動場所の確保、生徒や保護者への啓発についての課題も取り上げられ、委員が意見を交わした。
新年度には検討会議を4回ほど開催し、モデル事業の具体的な内容の決定や推進計画の作成を進める。今後、モデル事業の成果や課題を踏まえ、事業を実施する学校や部活動を増やしていく予定。
同会議は昨年12月、市教委が設立。市内の中学校長やPTA、市職員、地域スポーツ団体の代表者ら13人で構成する。