新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 栃木県は10日、新たに計1041人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は37万5930人となった。70代以上の男女計7人が7〜9日に死亡し、県内の死者は計852人となった。

 新規感染者は0歳〜90歳以上で、50代以下が8割以上を占めた。20代が最多の202人、30代177人、40代172人、50代146人などと続く。

 クラスター(感染者集団)は5件発生。うち高齢者施設が4件で、宇都宮市内の2施設でそれぞれ17人と9人、塩谷町内で11人、那須塩原市内で9人の感染が判明した。小山市内の医療機関では6人が感染した。

 死者の内訳は70代が2人、80歳以上が5人。2人が入院中で、5人は施設療養中だった。

 10日時点の入院者(予定者を含む)は531人、宿泊療養者174人、重症者13人。9日時点の病床使用率は71.7%で高止まりしている。