新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 栃木県は21日、新たに計2990人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は33万2604人となった。60代以上の男女計7人が18〜20日に死亡し、県内の死者は計693人となった。

 新規感染者は0歳〜90代以上。40代以下が全体の約7割を占め、最多の40代が488人、30代が484人、10代が464人、10歳未満が398人などと続く。

 クラスター(感染者集団)は9件発生。うち高齢者施設が7件で、宇都宮市内の3施設で12人と6人、7人が感染。日光市で5人、足利市で9人、栃木市で5人、鹿沼市で8人が感染した。矢板市内と日光市内の医療機関では6人と19人がそれぞれ感染した。

 死者7人の内訳は60代が1人、70代が3人、80歳以上が3人。6人が入院中で、70代男性は自宅から救急搬送後に死亡と陽性が確認された。

 20日時点の病床使用率は65・6%。重症病床使用率は17・4%となっている。

 入院者(予定含む)450人、宿泊療養者125人、重症者9人。