臨時休校の対応などについて記者会見する福田知事(左)と荒川教育長(中央)ら=28日午後6時、県庁

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大を防ぐため、政府が全国一斉の臨時休校を要請したことを受け、県は28日、県立の中高校、特別支援学校を3月2日から春休み前の同24日まで休校とすると発表した。県は、県内25市町にも対応を要請。下野新聞社の調べでは、24市町が各市町立学校の休校の実施を決めた。ただ、休校期間を短くしたり、希望者の登校を認めたりするなど、市町によって対応は分かれた。大田原のみが休校とせず、午前授業を実施する。

 県は同日午後に対策本部会議で方針を決定。終了後、記者会見した福田富一(ふくだとみかず)知事は「(国の要請に)従わざるを得ない。人命が最優先だ」と説明した。県と同様に、3月2~24日までの計23日間、休校を実施するのは宇都宮、足利、栃木、佐野、日光、小山、那須塩原、壬生、高根沢、那須、那珂川の11市町。

 このうち、那須塩原は子どもの預け先が見つからない家庭などを対象に、同2~6日に希望者の登校を認めることとした。野木は計22日間の休校で、修了式や卒業式を行う1日のみを登校日とする。

 政府の方針よりも休校期間を11~15日間と短く設定したのは鹿沼、矢板、さくら、那須烏山、益子、茂木、市貝、芳賀、塩谷の9市町。受験生への配慮や、状況を見ながら判断することなどを理由とした。矢板は休日の2月29日と3月1日の2日間、午前授業を実施する。

 保護者の都合などを考慮し、真岡、下野、上三川などは休校開始日を1~2日、遅らせる。県内で唯一、休校を行わないことを決めた大田原は、子どもが1人になる状況を避けるための決断とした。

 学童保育については大半の市町で実施する見込み。日光やさくら、那須などでは人手が不足した場合、非常勤講師や臨時指導助手らが対応する。

 県は私立校にも休校の対応を求めており、各校で決定する。また、県立特別支援学校の児童生徒で、1人で自宅にいられない児童生徒は、各校で対応できるようにする。

 県教委によると、県立校は計77校、市町立小中学校は516校、児童生徒数は約18万8千人。

県内25市町立小中学校の臨時休業期間
宇都宮   3月2~24日
足利    3月2~24日
栃木    3月2~24日
佐野    3月2~24日
鹿沼    3月2~15日※
日光    3月2~24日
小山    3月2~24日
真岡    3月3~24日
大田原   3月2~24日の平日午後(午前は授業実施)
矢板    3月2~16日(2月29、3月1日を臨時登校日に)※
那須塩原  3月2~24日(2~6日は保護者の責任で登校可)
さくら   3月3~16日
那須烏山  3月3~13日※
下野    3月4~22日
上三川   3月3~23日
益子    3月10~24日
茂木    3月10~24日
市貝    3月10~24日
芳賀    3月10~24日
壬生    3月2~24日
野木 小学校3月2~23日(一部例外あり)
   中学校3月2~22、24日
塩谷    3月2~13日※
高根沢   3月2~24日
那須    3月2~24日
那珂川   3月2~24日
※は状況を見て、その後の休業期間を判断