揺れない街・茂木町-。東日本大震災の記憶がまだ新しい2012年5月、有名週刊誌の調べで同町が全国約1740区市町のうち、地震に最も強い18市町に名前を連ねた。「震度6弱の地震発生確率」の低さと地盤の強さが総合的に評価されていて、町幹部も「全国に誇れる」と話す。南海トラフ地震や首都直下地震の発生が懸念される中、あらためて「地震に対する町の強さ」を探る。

町の中心市街地。地下には頑強な層が重なっている
「ドーン」。8月14日早朝、寝静まる町は突然の揺れに襲われた。震源地は隣接する茨城県笠間市で震度は4。一方で30キロほどしか離れていない町は震度2。暗闇の地震で驚きはあったが、恐怖を覚えるほどの揺れはなかった。ただ県内では笠間市から距離がある宇都宮市や佐野市、栃木市など7市町で震度3を記録。町の地盤の強さを実感することになった。
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