地元有志らでつくる「下野手筒会」は19日、益子町益子の益子焼窯元共販センター南駐車場で恒例の「手筒花火」を披露し、来場者は夜空に噴き出す火柱の迫力に酔いしれた。
この日打ち上げられたのは、手筒花火20本と小型の「羊羹(ようかん)」16本。同会メンバーが持つ筒に点火されると、夜空に向かって高さ8メートルほどの火柱が勢いよく噴き上がり、火の粉が雨のように降り注いだ。
夫婦で訪れた東京都墨田区押上3丁目、パート従業員片山逸生(かたやまいつお)さん(71)は「花火の音や匂いを身近に感じた。生で見ると迫力が違いますね」と感動していた。
観客席最前列の混雑を解消しようと、今年から新たに有料指定席を設置。安全にゆったりと楽しめるようにした。