トラクターの扱い方を学ぶ参加者

 【大田原】市の女性農業委員グループ「チームあゆみ」は21日、中田原のほ場で、「はじめての農機具取り扱い講習会」を開いた。農業を始めたばかりの人や、操作に慣れていない人らが参加。専門の講師から手取り足取り教わり、便利な農機具の扱い方を学んだ。

 農業に興味がある人に農業用機械の安全な取り扱い方を知ってもらう狙いで、開催は5回目。当初は女性限定だったが男性や初心者にも気軽に参加してもらえるようにと、2023年度から対象を拡大している。

 今回は男性7人、女性14人の計21人が参加。農機具を扱うJAなすのサービスや各メーカーの担当者の指導の下、草刈り機や畑を耕す管理機、トラクターの使い方を学んだ。初参加の小滝、兼業農家渡辺佑花(わたなべゆか)さん(38)は「トラクターは家にもあるが乗り慣れていない。丁寧に教わり楽しく学べた」と話した。

 会場には自動操舵(そうだ)システムを搭載したトラクターも用意された。就農3年目の狭原(せばはら)、磯宣美(いそよしみ)さん(50)は「自分で運転するとなかなか真っすぐ進めないが、試乗してみてすごく楽だった。代かきの作業もうまくできそう」と満足げだった。