つるし雛をはじめ布を使った華やかな作品が並ぶ会場

 【大田原】色鮮やかな布作品を展示する恒例の「古布と和-つるし雛(びな)飾り-展」が22日、南金丸の市那須与一(なすのよいち)伝承館多目的ホールで始まった。3月5日まで。

 那須塩原市一区町、元和裁教師布川(ぬのかわ)みち子(こ)さん(79)が主宰する布作品の愛好グループ「つぼみ会」と伝承館が主催。創意工夫したつるし雛約70点、干支(えと)にちなんだヘビの人形、ミニ着物など会員約60人の約400点が飾られている。会場に入り「うわ、きれい」と声を上げる人もいた。

 長女の小学1年心華(このは)さん(6)と毎年訪れている若草1丁目、会社員柴田美聡(しばたみさと)さん(38)は「手作りの良さを感じる。かわいい」と話した。

 布川さんは和裁を始め60年の節目。「まだできるかなと考えながら、皆さんと楽しく続けられた」と目を細めた。入場無料。午前10時~午後4時。25日と3日は休館。