ピンセットを使いベーゴマを飾り付ける子どもたち

 【佐野】市は1日、葛生東1丁目の葛生地区公民館で天明鋳物の「デコレーションベーゴマ」作りのワークショップを開いた。家族連れなど28人が参加し、世界で一つだけのベーゴマ作りを楽しんだ。

 吉澤記念美術館で開催中の市制20周年記念特別企画展「丸山瓦全と佐野のお宝保護作戦!」にちなんだワークショップの第1弾。子どもたちに天明鋳物に触れてもらおうと企画し、市内の天明鋳物師の栗崎総一郎(くりさきそういちろう)さん(49)を講師に招いた。

 子どもたちは栗崎さんが作った6色の天明鋳物のベーゴマから好きな色を選び、キャラクターのシールやラインストーンでデコレーション。慎重にピンセットを使いながら、キラキラとしたベーゴマに仕上げ、ベーゴマ遊びを楽しんだ。

 母親と訪れた城北小2年斎川善(さいかわぜん)さん(8)は「(漫画の)『ドラゴンボール』をイメージして作った。小さなシールを貼るのが難しかったけれど、うまくできた」と満足そうに話した。