【大田原】市制施行70周年を記念した「与一くんランチ」が24日、市内小中学校の給食で提供された。市産食材を活用した与一くんランチは地産地消への理解を深めることなどを目的に、2017年度に始まった。現在は年2回の頻度で提供されている。
この日の給食には県・市産の食材をふんだんに取り入れた。コメは湯津上の平野精一(ひらのせいいち)さん(85)が育てた古代米(黒米)を使用し、ウドのきんぴらやモロのネギソース、かんぴょうのかき玉汁などを提供した。市産米を使ったババロアの容器には与一くんのイラストをあしらった。
大田原小では児童たちが「いただきます」の号令の後、いつもより、少し特別な給食を味わった。「(古代米の)プチッとした食感が良かった」「かき玉がおいしい」などと言い、ふるさとの味を楽しんでいた。
6年栗田奏人(くりたかなと)さん(12)は「地元の食材がたくさん使われていておいしかった。古代米は栄養が豊富と聞いたので、これからもいっぱい食べたい」と話した。