栃木トヨタ自動車(宇都宮市横田新町)は11日、県内12団体のフードバンクが加盟する県フードバンク連絡協議会へコメ約250キロを寄付した。宇都宮市昭和1丁目の下野新聞社で贈呈式が行われた。
同社は下野新聞社の広告企画「虐待ゼロへ いのちにハグを。とちぎ」に特別協賛し、栃木トヨタ自動車の県内各店舗や企画の関連イベントで、子ども食堂支援に向けた食品などの支援物資を収集している。本年度は、その一部を県内フードバンクにも寄付することを決めた。
贈呈式では栃木トヨタ自動車の新井孝則(あらいたかのり)社長(47)が「役に立てて大変光栄。世の中の関心がフードバンクの活動や困窮家庭の状況に向いていくといい」とあいさつした。
同協議会の君嶋福芳(きみじまふくよし)会長(66)は「コメの価格高騰でフードバンクへの寄付量が不足し、利用者へ十分に配布できていない状況だ。今回の寄付に心から感謝したい」と述べた。同協議会は今後、希望する県内フードバンクへコメを配布していくという。