輪島塗の漆器が並ぶ販売会場

 【足利】文化や芸術を通じた交流の場の創出に取り組む一般社団法人「結の里」はこのほど、名草上町の名草ふるさと交流館で、能登半島地震の被災地から引き取った輪島塗の漆器を販売するイベント「ようこそ!輪島塗!」を開いた。

 8月に続き2回目の開催。今回は同団体が洗浄や点検を行ったわん類やお膳など約千点を販売した。能登地方の食材を使用した菓子なども販売。市内外から多くの人が訪れた。

 お膳を購入した西宮町、スクールカウンセラー熊本恵子(くまもとけいこ)さん(68)は「少しでも支援になればと思い購入した。お正月やお月見で使いたい」と話した。

 漆器は、田島町の北郷農産物加工所で引き続き販売する予定。12月は15日までの午前10時~午後2時、来年1、2月は毎週火曜の午前10時~午後2時。