日本新聞協会と下野新聞社など全国の会員新聞・通信・放送社は、10月15日に始まる「新聞週間」に合わせ、Emiさん(整理収納アドバイザー)、佐藤優(さとう・まさる)さん(作家、元外務省主任分析官)、ゆうちゃみさん(モデル、タレント)にインタビューした。新聞との付き合い方、情報収集の工夫などについて聞いた。

■ゆうちゃみさん 「バズる」より信頼が大事

 

 実家で新聞を取っていたので、小さい頃から気軽に読める環境だった。特に祖母が毎日じっくり読んでいて、紙面を広げて「今の政治はこうなんやで」とか「この漢字読める?」といった会話が日常的にあったのを思い出す。

 新聞は多彩なジャンルの情報が全部一つに詰まっているのが利点だと思う。1人暮らしの今はデジタル版を購読していて、毎朝、仕事場に着く前にチェックする。ざっと眺めているうちに、今までそんなに関心がなかった分野の記事も、見出しをきっかけに読むことが増え、新しい知識へとつながっている。

 最近は、政治や経済を扱うような少しお堅いテレビ番組に出演させてもらうことが増えた。ニュースにコメントを求められることも多くなり、「新たなチャレンジ」として楽しんでいる。インターネット社会では下手な発言をすると“炎上”するのが怖いけど、「無難なことを言ってもなあ」とも思う。

 難しいことは言えなくても若い世代としての素直な意見を心がけている。ギャルで信頼性の低いキャラクターだと思われているけれど、発言には責任を持ちたい。だから、社会で何が起きているかをしっかり知るために新聞を役立てている。

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