もちろんSNS(交流サイト)やネットメディアの記事も見るけど、中には「これホンマなん?」と、内容に疑問を感じるものが結構ある。「バズる(拡散して注目を集める)」ためなのか、見出しと内容が違うことも多い。その点、しっかり取材して書かれている新聞の記事は信頼できる。だからこそ「バズる」ことにはとらわれず、これからもちゃんとしたメディアであってほしい。
■Emiさん 「ちょうどいい」接し方で

就職や子育てで暮らしが変わるのに合わせ、自分に「ちょうどいい」情報収集法を選んできた。双子の子どもが中3になり、経営者になった今は、家事や通勤中に音声配信サービスで新聞社が配信するニュースを聞くのが合っている。インターネットやラジオでニュースに触れ、記事を家族のグループLINE(ライン)で共有し、家で話すこともある。
会社員時代は新聞を分野問わず横断的に読み、育児に追われていた時は1面にさっと目を通していた。信頼できる発信元かどうか確認して、世の中の流れを把握するのは今も変わらない。
通信販売会社に就職した2004年から、「マイノート」を習慣にしている。自分の心を動かしたものやこと、考えがどこかに行ってしまわないよう、「心の貯金通帳」として書き留める。関心を持った記事を切り貼りし自分の考えを添える。
幼少期は新聞の読者投稿欄が好きで、真っ先に読んでいた。今も自分のラジオ番組ではリスナーが投稿してくれた日常などを話している。
現代の人々の生活は多様で、最適な情報収集手段はそれぞれ違う。例えば、高齢者には大きな字の新聞を、子ども新聞はサイズを小さくして見やすく。バッグに入れて持ち運びやすい大きさの新聞があってもいい。