スペースデブリ(宇宙ごみ)の発生防止装置を開発する宇都宮市のスタートアップ(新興企業)、BULL(ブル)。宇藤恭士(うとうやすひと)社長(37)は、防衛省で日米安全保障関連の業務を担った後、民間企業を経て独立した異色の経歴を持つ。「地球内外の惑星間の行き来を“当たり前”に」をビジョンに掲げ、宇宙を舞台にした新ビジネスに挑んでいる。

事業について説明する宇藤社長
-どのような事業に取り組んでいますか。
「役目を終えた人工衛星や打ち上げで使ったロケットなど、スペースデブリ(宇宙ごみ)の発生を防ぐ装置を開発しています。薄い扇状の幕をロケットや衛星に装着し、必要なタイミングでたこのように広げることで大気抵抗などにより減速させて落とし、大気圏で燃え尽きさせます。装置の重さは数キロ程度で、ロケットの輸送能力に与える影響も低く抑えられます」
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