被災者を思う気持ちが共鳴した「祈守」

 大田原市山の手2丁目の大田原神社は能登半島地震、その被災地を襲った9月の豪雨災害の被災者を支援する募金活動を続けている。東日本大震災での甚大な被害で宇賀神直人(うがじんなおと)宮司(56)が涙を見せたほどの被災経験が根っこにある。被災者が一刻も早く穏やかな暮らしを取り戻すよう祈る「祈守(いのりまもり)」を発注すると、奉製業者からの請求額は「0円」。神社と業者の思いが共鳴した。