【那須烏山】市地域おこし協力隊への就職希望者向けの隊員体験プログラム「おためし地域おこし協力隊」がこのほど、市内で3日間にわたり開かれた。都内在住の20代2人が参加し、最終日には川俣純子(かわまたじゅんこ)市長らに市の特産品などを生かした地域活性化策を提案した。
2人は東京都江戸川区、大学3年藤元優衣(ふじもとゆい)さん(20)と同文京区、アルバイト従業員新田一貴(にったかずき)さん(25)。山あげ会館や市内の菓子店巡り、烏山和紙の紙すき体験、現役の協力隊員との意見交換などを通じ、協力隊として働くイメージを膨らませた。
最終日に市役所烏山庁舎で開かれた活動報告会で川俣市長は「外部から見てもらった市の良さや意見を教えてもらえたらありがたい」とあいさつした。
藤元さんは、菓子の包装紙に烏山和紙を活用するなど地域資源のコラボレーションを提案した。新田さんは、JR烏山駅などの終着駅は近年、旅行好きからの注目を集めていると説明。「終着駅は旅情をかき立てられる」として、県内の終着駅を巡るツアーの実施を訴えた。