連携して特別展に取り組む早川市長(左から2人目)や徳川美術館の徳川会長(右から2人目)、ゲーム会社「ニトロプラス」の小坂社長(右端)ら(市提供、8月撮影)

2022年2~3月に市制100周年を記念して開催された特別展

連携して特別展に取り組む早川市長(左から2人目)や徳川美術館の徳川会長(右から2人目)、ゲーム会社「ニトロプラス」の小坂社長(右端)ら(市提供、8月撮影) 2022年2~3月に市制100周年を記念して開催された特別展

 【足利】早川尚秀(はやかわなおひで)市長は26日の定例記者会見で、市ゆかりの名刀で国指定重要文化財(重文)の「山姥切(やまんばぎり)国広」の“帰郷”を記念して、来年2~3月に市美術館で開催する特別展の概要を発表した。国広や同刀の写しの元とされる「本作長義(ほんさくながよし)」(重文)といった刀19振りや甲冑(かっちゅう)などを展示する。過去の展覧会では長時間の待ち時間が発生したため、入館はインターネットによる事前予約制とする。

 展覧会名は「山姥切国広展-名匠の軌跡、名刀の誕生-国広、本作長義と出逢(あ)う。」で、期間は来年2月8日~3月23日までの44日間。山姥切誕生の背景や、作刀した堀川国広(ほりかわくにひろ)が歩んだ歴史をひもとくことが狙いだ。事業費は約5500万円。