前線が南下しそれに向かって暖かい空気が入り込んだ影響で大気の状態が不安定となり、県内は15日夕方から強い雨に見舞われた。那須烏山では午後8時50分までの1時間降水量が観測史上最大となる67・5ミリを記録した。

 気象庁のデータによると、県内の1時間降水量は那須烏山に次ぎ真岡で47・5ミリ、塩谷で45・5ミリを記録した。

 矢板市と那珂川町では大雨洪水警報が発令され、大田原市や栃木市などでは大雨警報が発令された。

 雨の影響でJR烏山線は同日午後8時ごろから宝積寺-烏山駅間の上下線で運転を見合わせた。終電まで上下線5本が運休し、約70人に影響した。同区間はバスの代替輸送を行った。