【栃木】特殊詐欺被害を未然に防いだとして栃木署は3日、栃木信用金庫東支店支店長の鶴見有利子(つるみゆりこ)さん(56)とパート従業員成澤優美(なりさわゆみ)さん(45)に感謝状を贈った。
8月8日午前、来店した70代女性が成澤さんに「定期口座を解約したい。警察から、お金をおろして金庫などで保管した方がよいと電話があった」と申し出た。鶴見さんと2人で使い道を尋ねると「入院費に使う」「新宿の警察署から言われた」など曖昧な返答が続いたため詐欺を疑い、警察へ通報した。
岸本俊彦(きしもととしひこ)署長から感謝状を受け取った鶴見さんは「大切な財産を守ることができてよかった。今後もお客さまへの声かけを意識して詐欺に注意したい」と話した。