【壬生】共生社会についての理解を深めるイベント「みんなで楽しむ読み聞かせとコンサート-心のバリアフリーを目指して」が1日、本丸1丁目の城址(じょうし)公園ホールで開かれ、100人を超える来場者が参加した。
多種多様な人たちが互いの人権や尊厳を大切にし、誰もが生き生きとした人生を送ることができる共生社会の実現を目指そうと、町が初めて企画した。
第1部では町図書館の読書ボランティア団体「おはなしアライグマ」が、共生社会をテーマとした絵本「ワラビーのレストラン クワガドーエのお客さん」の読み聞かせを行った。来場者は前方のスクリーンに写された絵を見ながら、同団体メンバーの朗読に聞き入っていた。
第2部ではいずれも演奏家の青木優子(あおきゆうこ)さん(40)、岡本鈴香(おかもとすずか)さん(22)、大島由紀(おおしまゆき)さん(51)によるフルートとソプラノ、ピアノのアンサンブルコンサートが開かれ、「ガブリエルのオーボエ」「いのちの理由」など約10曲を演奏した。
真岡中1年上野奏音(うえのかのん)さん(12)は「(読み聞かせを聞いて)見た目で判断せず、人の内面を見ることが大切だと改めて感じた」と話した。