30日午後9時ごろ、壬生町通町で、雄琴神社参道の木が倒れていると近隣住民が110番した。木は町道を挟んで西側のとおりまち保育園の園舎と倉庫に倒れかかり、町道は31日午前まで通行止めとなった。けが人はいなかった。
同神社によると、倒れたのは高さ約15メートル、直径約45センチのクルミ1本。根腐れを起こしていた上に、断続的に続く雨で地盤が緩んでいたことが原因の可能性があるという。近くに住む男性は「すごい音がして来てみたら木が倒れていてびっくりした」と話した。
同保育園は北側の園舎の雨どいが外れ、隣の倉庫の扉が開かなくなった。清水美佳(しみずみか)園長(57)は「園児や保護者がいない時間帯で、けが人が出なかったのは不幸中の幸い。これだけ雨が降り続くと何が起きるか分からず怖いですね」と話していた。