11日午前、次世代型路面電車(LRT)の車両から下りた親子が、芳賀工業団地トランジットセンター(TC)で待つ芳賀町の送迎バスに次々と乗り換えていく。目的は町内のトウモロコシ畑での収穫体験。さいたま市北区、会社員寺田友彦(てらだともひこ)さん(48)は次男光希(こうき)さん(8)と汗を流し「LRTにずっと乗ってみたかった。皮に包まれた状態のトウモロコシを見て子どもも喜んでますよ」と笑った。
町は本年度、各分野のLRT関連事業に2億1800万円の予算を割く。中でも町の西端にある工業団地までしか来ないLRTと各地をつなぐ「公共交通」と「観光」は目下の課題だ。
■需要を取り込め
町は既に新たな2次交通として、同TCと道の駅はが間のシェアサイクルや町北部の八ツ木と結ぶバス路線の実証実験を始めた。9月以降、LRTを絡めた移動需要、乗り継ぎのデータ分析や新たな交通手段の在り方を探る実証実験も国の補助を得て県と始める。
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