【那須】町執行部は23日の町議会議員全員協議会で、児童生徒数の減少を受けて町内の小中学校の在り方を議論する検討会を設置する方針を明らかにした。

 町教委学校教育課によると、2024年度の町内の児童生徒数は1273人で、12年度の1952人から679人、34・8%減少した。県教委の推計では30年度には814人になると示されている。各小中学校の施設の老朽化も進んでおり、築50年以上の校舎もあるという。

 こうした状況を踏まえて、町は10年後の小中学校がどうあるべきかを検討するため、教育を専門とする大学教授や町内の小中学校長、PTAの代表などで組織する検討会を設置することを決めた。本年度中に委員を選定する。

 検討会は25年5月に第1回会合を開催する予定。26年8月末までに老朽化している学校施設や教育内容などに関する意見をまとめ、町教委に答申するという。