石坂市長に優勝を報告した稲見さん

 【真岡】3日に甲子園球場で決勝が行われた第28回全国高校女子野球選手権で優勝した神戸弘陵(兵庫)の稲見遥花(いなみはるか)さん(18)=熊倉町=が19日、石坂真一(いしざかしんいち)市長を表敬訪問し、日本一になった喜びを報告した。

 稲見さんは学童の真岡クラブ、真岡中の軟式野球出身。中学時代、夏の選手権の決勝が甲子園で行われることが決まり、グラウンドに立つことを夢見て強豪の神戸弘陵高に進んだ。

 今大会、チームは決勝で花巻東(岩手)を下し、2年連続4度目の頂点、さらに春の選抜大会も含め史上初の2年連続春夏連覇を達成した。稲見さんは部員90人の中からベンチ入りし、春の選抜では代打として4試合に出場するも、夏は決勝トーナメント1回戦の1打席にとどまった。

 石坂市長からねぎらいを受け「つらい時も助け合ってきた仲間と優勝できたことは素直にうれしい」と振り返る。半面、出場機会が限られ、特に甲子園での決勝で試合に出られなかったことに悔しさが残る。

 新潟医療福祉大に進学する予定。「レギュラーで日本一を取り、親や多くの人にプレーを見てもらう」と誓った。