ウサギの聴診を体験する児童

ウサギの聴診を体験する児童

ウサギの聴診を体験する児童 ウサギの聴診を体験する児童

 【那須】県内の動物園や水族館を巡る「AtoZ飼育係体験ツアー」がこのほど3日間にわたり大島の那須どうぶつ王国などで開かれ、県内外の小学3~6年生20人が動物との触れ合いや散策を楽しんだ。

 動物との触れ合いを通し命の大切さを学んでもらおうと、同園と宇都宮動物園、那須サファリパーク、県なかがわ水遊園が共同で企画。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった今回は、4施設を2泊3日で回った。

 初日は宇都宮動物園で獣舎の掃除などの飼育員体験のほか、那須サファリパークでナイトサファリ(夜間見学)を実施。2日目に訪れた那須どうぶつ王国では、児童は6グループに分かれ、ウサギの聴診、ウマやヒツジの足型取りなどを体験した。

 自身の心音と聞き比べてウサギの鼓動の速さに驚きの声を上げたり、ウマのひづめに紙を押しつけて足の形を観察したりした。その後、県なかがわ水遊園では魚の餌作りなどを行った。

 参加した矢板市東小3年高野凪彩(たかのなぎさ)さん(8)は「ナイトサファリで動物に餌をあげられたのが楽しかった」と笑顔。大田原市西原小4年藤田祐太朗(ふじたゆうたろう)さん(9)は「(那須どうぶつ王国で触れ合った)ウサギが思ったよりもふもふしていて気持ち良かった」と話した。