中学生が最新の医療技術を体験する「ブラック・ジャックセミナー」が17日、宇都宮市竹林町の済生会宇都宮病院で開かれた。
医師の仕事に触れる体験を通して医療への関心を高めてもらうのが狙いで、8回目となる今回は同市内の38人が参加した。
生徒は6班に分かれ、自動体外式除細動器(AED)を使った救命救急や手術縫合、内視鏡トレーニングなど6種の活動を順番に体験。同病院の医師や看護師が指導に当たり、医療用ガウンに身を包んだ生徒は真剣な表情で説明を聞いていた。
宇都宮大付属中1年川上陽愛梨(かわかみひまり)さん(13)は「心臓マッサージは力が必要で難しかった。普段できない体験をして、より医療の道へ進みたい気持ちが強くなった」と話した。