真剣に筆を振るう児童たち

 【足利】毛野小、毛野南小の4~6年生を対象としたこども学級「家族アカデミー」が5日、八椚(やつくぬぎ)町の毛野公民館ホールで開かれた。全4回の2回目で、児童4人が墨象について学んだ。

 世界最古の公募展「ル・サロン」などで受賞歴がある寿町の書家根岸君子(ねぎしきみこ)さん(87)が講師を務め、「墨象は自分の心をさらけ出し、字に表すことが大切」とアドバイス。児童たちは自分の好きな漢字を選び、一筆一筆真剣な表情で書き上げた。最後には根岸さんが作品の講評を行った。

 大きな紙いっぱいに「星」と書いた毛野南小5年斎藤康太(さいとうこうた)さん(10)は「星座が好きでこの字にした。普段の授業と違って開放感があり楽しかった」と話した。

 第3回は9日午前10時から、同所で民謡教室を開く予定で参加者を募集している。無料。(問)同公民館0284・41・2574。