真瀬宏子さん

 自身を含め現新4人の激しい選挙戦から一夜明け、「今までで一番苦しい道のりだった」と振り返った。

 4年前の前回は無投票。三つどもえだった8年前に比べ、今回の得票は約3千票減らす結果となった。

 5選を目指し立候補を表明した昨秋以降、「多選や高齢に対する町民の問いかけにどう答えるのか、正直苦しんだ」。それでも子育て支援や町煉瓦窯(れんががま)修復など、4期16年間に手がけた施策への評価は実感できたという。

 「共に歩み支えてくれた町民や、他市町からの応援に今は感謝しかない」と述べ、「これからが本当の勝負。4年間の姿でしっかり示したい」と5期目への意欲をみなぎらせた。

 道の駅構想のほか、喫緊の課題の一つとして公共交通の充実を挙げ、「町民の利便性向上のため、現行制度を超える覚悟で臨む」と力を込めた。

 選挙期間中もなるべく自分で食事を作り、野菜やタンパク質を多めに取るよう心がけて酷暑を乗り切った。「あちこち動いたので勉強になり、体にも良かった」と日焼けした顔に笑みを浮かべた。

 丸林に夫と2人暮らし。