ペンギンが泳ぐ水中トンネルを見学する親子ら=3日午前、北海道旭川市

 フェリーでの航海や北海道を巡る旅を通して親子の絆を育む「親子ふれあいクルーズin北海道」(下野新聞社、茨城新聞社、上毛新聞社企画主催、日立ポートサービス旅行主催)の第2班の小学生の親子68組136人が3日、旭川市の旭山動物園や恵庭市のむらかみ牧場などを訪れた。

 参加者は旭山動物園でペンギンが泳ぐ水中トンネルや巨大プールに飛び込むホッキョクグマ、水深3メートルのプールを遊々と泳ぐカバなどを自由に見て回り、写真を撮るなどして楽しんだ。

 鹿沼市さつきが丘小4年湯澤愛菜(ゆざわあいな)さん(9)は「カバの顔が近くで見られてうれしかった。また来たい」と満足した様子。母親のちひろさん(38)は「マヌルネコが珍しくてかわいかった。喜ぶ娘の姿が見られて良かった」と話した。

 午後はむらかみ牧場を訪問し、牛の乳搾りや餌やり、親子でアイス作りに挑戦。宇都宮市御幸小6年池田紫妃(いけだしき)さん(11)は「アイス作りは泡立て器で混ぜるのが大変だったけど、濃厚でおいしかった」とほほ笑んだ。

 一行は大型フェリー「さんふらわあ さっぽろ」で約18時間の航海を経て4日午後、大洗港に到着する予定。