現町政の12年間は「公約が守られていない」。初の町長選に挑む最大の理由をきっぱりと口にする。
現町長が2016年の町長選で「1年で道筋を付ける」と訴えた指定廃棄物最終処分場問題は「『候補地を返上した』と言っているが、国が分かったと言わない限り道筋が付いたことにならない」と指摘。他にも「公約違反」を列挙する。
自身は「老若男女が住みよい町づくり」を目指すとして、75歳以上か運転免許証返納者に対するデマンド交通無料化や給付型奨学金の新設などを公約に掲げる。
農家の長男として町内で生まれ育ち、レンタカー会社経営を経て、03年バス会社を設立。住民の利便性を考え、当時なかった土日の運行も行った。今も時折、運転手を務め、車の調子を確かめているという。
以前は時折、射撃場に足を運んだ。狩猟もやったが「撃つのがかわいそう」と1度だけでやめた。モットーは「いろいろあり過ぎて絞れない」と苦笑した。
下寺島の自宅に妻と2人暮らし。