伏木徹氏

 製造業を支援する技術系の県職員として28年間働き、今年3月で早期退職した。町長選に挑戦する思いを温めてきたためだ。

 従来「町のことには無関心だった」が、子育てや、父が介護サービスを受けた経験などを通じて意識が変わったという。「少子高齢化対策など、町は他の自治体と同じような行政サービスを行っているが、将来に対する投資ができているか疑問だ」と問題提起する。

 選挙戦で旗印に掲げるのは「合併大反対!」。「小山市や茨城県古河市との合併が時々話題となる。知らないところで進んでいるかもしれない」と警戒。「いろんなバックグラウンドを持った人たちが調和した町の良さを残し自立させ、次の世代にしっかりと残したい」と力を込める。

 得意のフランス語を生かし、都内で外国人相手の観光ボランティアを務めている。フランス旅行はこれまで15回以上を数える。

 自らの性格を「慎重にして時に大胆」と話す。丸林で妻と小学生の男児2人と4人暮らし。