出航前の船内で自己紹介する山本さん親子=31日午後5時50分、茨城県大洗町茨城港大洗港区

 フェリーでの航海や北海道を巡る旅を通して親子の絆を育む「親子ふれあいクルーズin北海道」(下野新聞社、茨城新聞社、上毛新聞社企画主催、日立ポートサービス旅行主催)の第2班は31日夜、茨城県大洗町の茨城港大洗港区を出発した。栃木、群馬、茨城の3県の小学生の親子68組136人が4泊5日の旅を楽しむ。

 出航前の船内では参加者が四つの班ごとに自己紹介した。芳賀南小5年山本悠人(やまもとゆうと)さん(11)は父親の泰宏(やすひろ)さん(51)=芳賀町東水沼=と初参加。「乗り物好きなので船(の旅)と、動物園で白熊を見るのが楽しみ」と声を弾ませた。

 一行は大型フェリー「さんふらわあ さっぽろ」で約18時間の航海を経て1日午後、北海道の苫小牧港に到着する予定。道内で2泊し、白い恋人パーク(札幌市)や四季彩の丘(美瑛町)、旭山動物園(旭川市)などの観光スポットを見学する。3日にはむらかみ牧場(恵庭市)で牛の乳搾りやアイス作り体験に臨む。