地元の河川の保全活動を通じ、地域の連帯感やふるさとを大切にする心を育む栃木県那須塩原市、塩原小中学校の恒例行事「箒川リフレッシュ大作戦」がこのほど、同市塩原の箒川河川敷で行われた。
同校の全校児童生徒や教職員、塩原認定こども園の年長園児、保護者、塩原漁業協同組合の関係者ら約80人が参加した。参加者は初めにグループに分かれて河川敷の清掃活動を行い、除草作業などに汗を流した。
その後、いけすに放流されたマスのつかみ取りや箒川でのカジカ釣り、水生生物採集といった体験活動を楽しみ、晴天の河川敷に歓声を響かせた。同漁協の協力でマスの塩焼きも振る舞われた。
同校9年の坂内秋翔(さかうちしゅうと)さん(14)と大塚颯斗(おおつかはやと)さん(14)は「カジカがすごく釣れてびっくりした。生物がすめるきれいな川を皆で大切にしたいという気持ちが強くなった」と話した。