1600年代の華道作品を再現した展示と深井会長

 【鹿沼】市華道連盟の初の作品展が29日、「まちの駅 新鹿沼宿」で始まった。「古典の世界」をテーマに、1600年代の作品を再現した3点を展示している。8月4日まで。

 5月に発足した同連盟の、今宮神社での「花手水」に続く活動。年数回の開催を計画しており、今回は深井芳恵(ふかいよしえ)会長(61)が担当した。

 再現したのは、華道家元池坊の往時の家元に近い華道家たちの作品。伝えられている図集などを参考にした。高さ150センチ超の立花は、複数の松にケイトウなどを組み合わせた大作で、圧倒的な存在感がある。

 深井会長は「見てお花に興味を持つ人が少しでも増えれば」と来場を呼びかけている。