(右から)真瀬宏子氏、黒川広氏、舘野崇泰氏、伏木徹氏

 任期満了に伴う野木町長選は30日告示される。いずれも無所属で、5選を目指す現職真瀬宏子(ませひろこ)氏(78)=自民、公明推薦=と、新人で元町議会議長黒川広(くろかわひろし)氏(74)、元町議会副議長舘野崇泰(たてのたかやす)氏(49)、元県職員伏木徹(ふせぎとおる)氏(55)の計4人が立候補を表明しており、大混戦となる見通し。投開票日は8月4日。

 真瀬氏は4期16年の実績を強調。「誰もが幸せを感じ、子どもから高齢者まで住みやすい全世代型のまちづくりを目指す」として「着実な改革」を訴える。

 黒川氏は真瀬氏の多選を批判。自身の民間企業での実務経験から「デジタル化推進や多様性尊重など、社会の変化に対応した町政運営を行う」としている。

 舘野氏は町の知名度向上を強調。JR野木駅周辺への道の駅の整備、町長報酬の4割削減、介護職への特別手当創設、公共交通の見直しなどを公約とする。

 伏木氏は「合併大反対」を旗印に、町を持続可能にするため企業誘致や産業振興、移住を促進。小学生の給食費・教材費無償化など子育て支援充実を掲げる。