帝国データバンク宇都宮支店は26日、舗装工事業の新明建設(日光市高徳)が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。
帝国データバンク宇都宮支店によると、新明建設は2002年設立。道路舗装や道路改良などの公共工事を主体に、災害復旧、道路施設、公共下水道管敷設など土木一式を請け負っていた。地元ゼネコンなどの下請け工事が中心で、県内全域の施工エリアに対応し、最盛期の20年4月期は売上高約4億9900万円を計上していた。
外注依存度が高かったことから、工事原価の圧迫が厳しく、内部留保を蓄積できていなかった。23年4月期は、資材価格の高騰に加え外注費用もさらに高まり、1億円を超える赤字を計上。その後も収益性の改善が望めず、7月24日までに事業を停止したという。