21日投開票の小山市長選で現職浅野正富(あさのまさとみ)氏(67)が、多くの自民党系市議らが支援した候補との一騎打ちを制したことを受け、福田富一(ふくだとみかず)知事は22日の定例記者会見で「自民にとって『政治とカネ』の問題で逆風の中の選挙。現職の行政運営への評価を上回れなかった」と結果を分析した。

 自民への逆風については「今後の各種選挙も同様の状況で行われるだろう」と指摘。一方で「政策や期待感をどれだけ有権者に訴えられるかで、必ずしも自民系候補だから勝ち抜くのが難しいというわけではない」との見方も示した。