下野新聞社杯第55回記念県学童軟式野球大会(県野球連盟、下野新聞社主催)の監督会議・組み合わせ抽選が行われた21日、会場のとちぎ健康の森講堂では、対戦カードが決まるたびに各チームの主将が闘志をかき立てていた。
前回大会で初優勝し連覇を狙う宇都宮ウエストキッズ(宇都宮)の板垣龍來(いたがきりゅうき)(晃宝)は「連覇を狙えるのは僕たちだけ。精いっぱい頑張る」。同準優勝で今年の県スポーツ少年団交流大会覇者の簗瀬スポーツ(宇都宮)の穴澤諒磨(あなざわりょうま)(簗瀬)は「自分たちの野球をして今年こそ優勝したい」と意気込んだ。
ノーブルホームカップ、ガスワンカップに続き県内三つ目のタイトルを狙う真岡クラブの勝田透羽(かつたとわ)(真岡)は「相手が決まって気合が入った。今季最後の県大会なので優勝して締めたい」と力を込めた。
抽選に先立ち、とちぎスポーツ医科学センターによる熱中症対策簡易セミナーも行われた。
■勇気与えられる宣誓を
開会式での選手宣誓は植野クラブ(佐野)の橋本佑太(はしもとゆうた)主将(植野)に決まった。
選手宣誓は81人の主将が希望。橋本主将は「小学校最後の年の思い出になれば」と申し込んだ。最終抽選に残った22人の中で1番くじを引き当て「まさか自分が引くとは思わなかった。うれしさと驚きで信じられなかった」と笑みを浮かべた。
これまで選手宣誓の経験はない。「文章は親や監督と相談して決めたい」といい、「見ている人たちに勇気を与えられるような選手宣誓をしたい」と目を輝かせた。