昨年の宮まつりは40団体61基のみこしが参加。大通りを練り歩き、会場を盛り上げた

来場を呼びかける港さん(右)と佐藤さん

昨年の宮まつりは40団体61基のみこしが参加。大通りを練り歩き、会場を盛り上げた 来場を呼びかける港さん(右)と佐藤さん

 宇都宮市内最大の祭り「ふるさと宮まつり」が8月3、4の両日、大通りをメイン会場に開かれる。開催委員会実行副本部長の港裕樹(みなとひろき)さん(38)と同副総括責任者の佐藤佑樹(さとうゆうき)さん(33)に見どころを聞いた。

 1日目の見どころはパレード。同日は沖縄県うるま市の関係者が宇都宮を訪れ、友好都市提携の調印式を行う予定となっている。調印後には同市のエイサー団体も加わり、パレードで市民に広く友好をPRする。大型のみこしが勇壮に渡御する遅番みこしも見逃せないポイントだ。

 2日目は「宇都宮鳶木遣(きや)り保存会」によるはしご乗りが5年ぶりに復活する。昨年は実施を見送った祭りの華に注目したい。市内の園児が千人以上参加する恒例の宮っ子パレードも見ておきたい。

 祭りをもっと体感するためには、2日目に行われる「宮っこみこし」に参加するのがお薦めだ。みこしを担ぐ機会のない市民を対象に、子どもみこし、大人みこしの渡御体験を行う。例年子どもみこしには大勢の参加者が集まるものの、大人の担ぎ手が不足するという。参加無料ではんてんの貸し出しも行っているので、この機会に参加してみては。

 港さんは「来年は50回の節目となる。勢いを付けるためにも盛り上げていきたい」。佐藤さんは「例年通り、安心安全に開催することに全力を注ぐ」と意気込んだ。

 「宮っこみこし」の参加申し込みは26日締め切り。(問)開催委事務局028・643・8331。

【メイン会場の主な催し】

 1日目 パレード 午後4時40分▽早番みこし 同5時45分▽遅番みこし 同7時

 2日目 宮っ子パレード 午後4時40分▽木遣り 同5時15分、同8時25分▽みこし 同5時45分