パトロールする宇都宮中央署員ら=20日午前0時、オリオン通り

パトロールする宇都宮中央署員ら=20日午前0時、オリオン通り

パトロールする宇都宮中央署員ら=20日午前0時、オリオン通り パトロールする宇都宮中央署員ら=20日午前0時、オリオン通り

 宇都宮中央署は20日未明、治安悪化が問題視される宇都宮市中心部のオリオン通り周辺で、大規模パトロールを実施した。夏休みや祭りなど人出が増える時季を迎え、飲酒によるトラブルなどの事件事故を防ぐ狙い。

 県警は3月、オリオン通りを「風俗環境浄化重点地区」に指定し、環境改善に力を入れている。この日は午前0時から約3時間、同署員や県警の生活環境課員、機動警察隊員ら約50人が8班に分かれ、徒歩やパトカーで巡回。飲酒を伴う知人同士のトラブルを仲裁したほか、信号無視などの交通違反3件を取り締まった。泥酔者計2人の救護にもあたった。

 同署の大野優太(おおのゆうた)生活安全課長は「にぎわいがありつつ健全に楽しめる場所にするため、不法行為の抑止に努めたい」と強調した。