簡易設置型授乳室の前で目録を受け取る小菅町長(左)

 【壬生】日本道路建設業協会は17日、国谷の道の駅みぶに簡易設置型授乳室1基を寄贈した。同道の駅内の「みぶハイウェーパーク」に常時設置される。

 同協会が全国道の駅連絡会と連携し、国土交通省が進める道の駅の「子育て応援」施設の整備支援として実施。2025年度までに約150セットの簡易設置型授乳室を寄贈予定で、本年度は道の駅みぶを皮切りに全国53の道の駅へ寄贈するという。

 授乳室は強化型段ボール製で幅と高さが各約2メートル、重さ20キロ。扉はスライド式の鍵が付き、施錠の有無で在室状況が分かる。室内は間仕切り用のカーテンや授乳用のいすなども備える。

 寄贈式はみぶハイウェーパークで行われ、小菅一弥(こすげかずや)町長や同協会の三平利之(みひらとしゆき)総務部長、同省宇都宮国道事務所の笹木和彦(ささきかずひこ)所長らが出席した。

 三平総務部長は「道の駅の簡易設置型授乳室を大勢の子育て中の母親に利用してもらえれば」とあいさつ。小菅町長は「道の駅みぶはわんぱく公園もあり、小さな子どもを連れた母親も多く訪れる。授乳室は災害時にも活用でき、今後も大勢の観光客が利用すると思う」と謝辞を述べた。

 道の駅みぶは、みぶハイウェーパークの全面リニューアルを進めており、今月には道の駅で壬生の魅力を発信する第三セクター「ラシックみぶ」も設立された。