あおむけに浮かび救助を待つ練習をする5年生

あおむけに浮かび救助を待つ練習をする5年生

あおむけに浮かび救助を待つ練習をする5年生 あおむけに浮かび救助を待つ練習をする5年生

 【宇都宮】夏休みを前に子どもの水難事故を防ごうと昭和小は9日、服を着た状態で水中での対処法を学ぶ「着衣泳講習」を同校のプールで行った。

 同校では毎年、同講習を実施している。この日は専門知識のあるボランティア3人が協力し、同校教員と共に5、6年生計97人を指導した。

 指導役のボランティアが、川に落ちたり流されたりした時の命の守り方を説明。「声を上げずに浮いて助けを待つことが重要」とし、ランドセルや靴など身の回りで浮力となるものを紹介した。

 長袖長ズボン姿の児童たちは、靴を履いたまま水中での動きを体験。空のペットボトルを抱えてあおむけに浮かぶ練習をし、救助が来るまでの対応を実践した。参加した5年の星陽友(ほしはると)さん(10)は「浮かんでいるのは難しく、浮くものが身近にないと大変だと感じた。子どもだけで水辺に行かないよう気を付けたい」と話した。