【栃木】JR東日本が2031年度の開業を目指し整備を進める新路線「羽田空港アクセス線」について、栃木商工会議所が組織する東京都心・羽田空港直通乗入推進委員会の小藤有彦(こふじともひこ)副委員長らが5日、市役所を訪れ、市に直通電車乗り入れ実現のための期成同盟会発足を要望した。
同委員会は3月に設立し、同商議所の7人で構成する。市内に駅がある東武日光線、JR両毛線から羽田空港への直通電車乗り入れを目指し活動する。交通アクセスや地域経済の発展につなげるのが狙いで、東武日光線沿線の鹿沼市や日光市との連携も考えているという。
大川秀子(おおかわひでこ)市長に要望書を手渡した小藤副委員長は「関係機関と折衝を図るため、行政、経済界が連携した期成同盟会の発足を要望する」などと話した。大川市長は「実現できるよう、われわれも努力したい」と応じた。