【宇都宮】県警の「思いやり110番」を実践したとして、宇都宮中央署は4日、中学生ら5人に感謝状を贈呈した。
陽西中での贈呈式には4人が出席。駒生町、会社員寺西真之(てらにしまさゆき)さん(46)と、いずれも同校1年荒井椛(あらいもみじ)さん(12)、佐藤実優(さとうみゆ)さん(12)、福田美桜(ふくだみお)さん(13)の4人が、高橋修司(たかはししゅうじ)署長から感謝状を受け取った。福田さんは母恵(めぐみ)さん(42)と連名。
寺西さんと荒井さんは協力して5月29日午後7時ごろ、宝木町1丁目の県道で、道に迷った80代男性を保護し110番した。
佐藤さんと福田さんは6月21日午前7時半ごろ、登校途中に駒生町の住宅街に1人でいる男児(3)を見つけて保護し、福田さんの母を通じて110番した。
寺西さんは「以前から自治会でパトロールをやっていたので声をかけやすかった」、荒井さんは「(男性を)家まで送ろうと思った」と振り返った。佐藤さんは「今後も道に迷っている子どもなどがいたら助けたい」、福田さんは「男の子のお母さんが見つかってよかった」と話した。