県は24日、サクラやモモなどの樹木に寄生して枯死させる特定外来生物の昆虫「クビアカツヤカミキリ」の被害を、益子町内で初めて確認したと発表した。19日の芳賀町に続き、県内14市町目。
県によると、住民が24日、所有するモモの木に、幼虫が排出するフラス(木くずとふんの混合物)があるのを見つけ、益子町に相談した。町職員が現場の写真を県に提供し、県が木くずの形状からクビアカツヤカミキリの被害と断定した。
県と町は被害樹木にネットを巻いて成虫の飛散を防ぐほか、半径2キロの範囲で被害の有無を調査する。県自然環境課は「庭にモモやウメ、サクラなどの木があれば特に注意し、怪しいものは役所に相談してほしい」と呼びかけている。