夏感じる作品3点
瑞穂野中は美術部2、3年生の有志6人が3グループに分かれ、それぞれ作品を制作した。
「ネコと夏」は夏を象徴する色鮮やかなヒマワリを、ネコが見守っている様子を描いた。「あの夏の僕ら」は花畑で花火を見上げながら話している男女の姿を通し、今しか楽しめない青春を表現した。
「あの夏の味」はラムネをテーマに、ハイライトを工夫しながらガラス瓶の立体感を強調。全体的に青を多用し、涼しさを感じられるよう工夫したという。

「ネコと夏」を1人で手がけた3年石川星南(いしかわせな)さん(14)は「花びらの色合いに注目してほしい。作品を見て、これから訪れる夏を感じてもらえれば」と話した。

神話テーマに4作品
宇都宮アート&スポーツ専門学校は、芸術・デザイン科の1、2年生計48人が4グループに分かれ、それぞれ作品を制作した。
ことしは「神話」を統一テーマに設定。1年生は「壁画」の連作、2年生は「日本神話」「ギリシャ神話」をイメージした作品にそれぞれ取り組んだ。普段の授業とは違った共同作業を通し、互いの作風や人柄を知るよい機会になったという。
取材した5月23日は仕上げ作業の真っ最中だった。専門学生たちは楽しげながらも真剣な様子で、細部に色を入れていた。
日本神話をテーマに作品を制作した2年村野百香(むらのももか)さん(20)は「干支(えと)をモチーフにしたキャラクターを一人一人考えた。みんなの個性を見てほしい」と話した。
