オリオン通りを渡御する2基の神輿

 市場神輿(みこし)が街なかを渡御する恒例の「市場祭」が2日、オリオン通り周辺で開かれた。ことしは中央北部神輿が34年ぶりに修繕された記念も兼ね、2基が勇壮に練り歩いた。

 市場神輿は市中央卸売市場で働く人を中心に運営団体を組織し、例年6月第1日曜に祭りを開催している。

 担ぎ手約400人は宇都宮二荒山神社の下之宮を出発。威勢良く声をかけながら、オリオン通りのアーケード内などを渡御した。買い物客や通行人らが足を止め、勇壮な神輿に見入る姿も見られた。

 外崎裕二(そとざきゆうじ)実行委員長(56)は「駅東に目が向きがちだが、昔からの中心部はオリオン通り。西側を盛り上げる起爆剤の一つになれば」と話した。