「関係性の貧困」に該当する割合

 【宇都宮】市が5年ぶりに行った「子どもと子育て家庭等に関する調査」で、教育や経験、人とのつながりに恵まれていない子どもの状態を示す「関係性の貧困」が前回調査より20ポイント増え、56%へと大きく悪化したことが6日までに分かった。保護者の19%が理想の子どもの数との相違について「子どもが欲しいけれどできない」と回答し、5人に1人が不妊に悩む実態も浮き彫りになった。

 調査は、第2次宮っこ子育ち・子育て応援プランの後期計画(2025~29年度)の策定に向け、課題やニーズを捉える基礎資料として昨年10~12月に実施。対象は小学5年と中学2年、高校2年の児童生徒と保護者、青年(19~39歳)の計1万4400人で、全体の16%に当たる約2300人が回答した。