【佐野】カーボンニュートラル実現への機運を醸成しようと、「第14回さのクールアースデー2024」が1日、佐野駅前周辺や市役所などを会場に行われた。多数の市民らが参加し、エコワークショップ(WS)やステージイベントなどを楽しみながら、脱炭素化についての意識を高めた。
市は2022年にゼロカーボンシティ宣言を出し、4月には、実質的な二酸化炭素(CO2)排出量を50年度までにゼロとするためのロードマップ(工程表)を発表した。
カーボンニュートラルの実現に向けては、市と市民、事業者などが一体となり取り組んでいくことが必要としており、啓発活動を最も重要な柱の一つに位置付けている。
「クールアースデー」は民間が実行委員会(吉田登志幸(よしだとしゆき)実行委員長)を組織し、実施している。工程表発表後初となる今回は、省エネ住宅断熱材体感や地球温暖化防止クイズ、廃食油せっけん作りをはじめとしたエコWSが開かれた。家庭用使用済み油や市内学生服などの「モッタイナイ回収大作戦」も行われた。
スタンプラリーのボランティアに参加した佐野清澄高の女子5人グループは「今、自分たちができることは何かと考えた」「未来に向けて少しでも責任を果たせれば」などと話した。